「ユニクロ」などを展開するファーストリテイリングは、グループ全体の去年9月から11月までの決算で、国内や海外のユニクロ事業が好調なことなどから、売り上げと最終利益がいずれも過去最高だったと発表しました。

ファーストリテイリングが発表した去年9月から11月までの3か月間のグループ全体の決算によりますと、売上高にあたる売上収益は前の年の同じ時期と比べて13.2%増えて8108億円に、最終利益は26.7%増えて1078億円となりました。この時期としては、ともに過去最高です。

欧米など新規出店を加速する海外ユニクロ事業が大幅な増収増益となり、けん引したほか、国内ユニクロ事業においてもヒートテックなど冬物防寒衣類の販売が好調だったことなどが主な要因です。

会見に出席したファーストリテイリングの岡崎取締役は「海外でのプレゼンスはまだまだ低い。伸ばす余地が非常に高い」としたうえで、「海外の成長機会はとにかく追求していきたい」と述べました。

ファーストリテイリングは東南アジアなどに60店舗、欧米に30店舗など、今年度、出店を加速する予定です。