生活用品大手アイリスグループの今年度の売り上げは、昨年度を下回る7540億円となり2年連続の減収減益となる見込みです。

アイリスオーヤマ 大山晃弘社長:
「『値ごろ価格』の商品に関しては小売店からのポスデータ(販売データ)を見てもかなり弱い。特に調理家電が非常に軟調だった」

アイリスオーヤマ 大山晃弘社長

会見によりますと、アイリスグループの今年度の売り上げは、昨年度を360億円下回る7540億円、経常利益は45億円下回る320億円となる見込みです。減収減益は2年連続で原料価格の高騰や、コロナ禍が落ち着き、家電やマスクの売り上げが伸び悩んだのが要因だということです。一方、食品は売り上げが伸びていることから来年度は、8800億円の売り上げを目指します。

また、アイリスオーヤマは、能登半島地震を受けて500ミリリットルの飲料水1440本、使い捨てカイロ1万1520枚などを石川県内に送っていて、追加の支援も検討しているということです。