自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金事件で、西村前経済産業大臣や下村元文部科学大臣ら安倍派の派閥幹部が、東京地検特捜部から再び任意の事情聴取を受けたことがわかりました。

安倍派をめぐっては、政治資金パーティーの収入の一部が派閥側から議員側にキックバックされ、政治資金収支報告書に記載されず、裏金になっていた疑いがあります。

その後の取材で、▼おととし8月まで安倍派の事務総長を務めた西村康稔前経済産業大臣や、▼2019年まで事務総長で派閥の会長代理も務めた下村博文元文科大臣ら派閥幹部が、再び特捜部から任意の事情聴取を受けたことが分かりました。

特捜部は安倍派でおととし、キックバックが一度中止の方向になりながらも継続となった背景についても、事情を聴いたものとみられます。