青森県病院局は、青森市の県立中央病院で、感染性胃腸炎の集団発生を確認したと発表しました。これまでに入院患者76人が下痢や嘔吐などを訴え、一部の患者の便からはノロウイルスが検出されたということです。

県立中央病院では、2023年12月31日~1月8日までに入院患者76人が下痢や嘔吐などを訴えていて、調査の結果、感染性胃腸炎が集団発生していたと発表しました。

青森市保健所によりますと、症状を訴えた複数の患者の便からノロウイルスが検出されたということです。

これまでの調査では、病院の調理室や食事からはノロウイルスは検出されていないことなどから現時点では食中毒ではなく、ノロウイルスの感染者からほかの人へうつった可能性が高いと見られています。

県立中央病院は引き続き、消毒や手洗いなどを徹底し感染対策を強化するとしています。