アメリカ軍普天間基地の移設先である名護市辺野古沖での代執行に伴う工事について、林官房長官は記者会見で「所要の準備が整ったことから、本日、大浦湾側の工事に着手する」と明らかにしました。

沖縄防衛局は、さきほどから軟弱地盤がある大浦湾側での護岸建設工事に着手しています。

普天間基地の移設先とされる名護市辺野古沖での軟弱地盤の改良工事をめぐっては、福岡高裁那覇支部が沖縄県に対し工事を承認するよう命じていましたが、県は承認せず、国は地方自治体の事務を執行する「代執行」に全国で初めて踏み切りました。

沖縄県は、先月、最高裁へ上告しましたが、裁判で勝訴するまでは工事を止めることができません。