2023年に岩手県内で発生した海難事故で、海中転落などの人身事故の件数が前年を大幅に上回ったことが分かりました。

釜石海上保安部のまとめによりますと、2023年に岩手県内で発生した海難事故は、船舶が関係する事故の件数が前年と同じ14件だった一方、海中転落などの人身事故は34人と前年より9人増えました。
このうち釣りや海水浴などのマリンレジャー中に事故にあった人は5人で、1人が亡くなっています。

釜石海上保安部は事故が増加した背景に、新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴ってレジャー客が増えていることがあると見ていて、一人で行動しないことやライフジャケットの着用など、事故を防ぐための対策を徹底するよう呼びかけています。