アメリカ・メジャーリーグのロサンゼルス・ドジャースが、大谷翔平選手に支払う契約金の大半を契約期間後に支払うことについて、カリフォルニア州の会計監査官は州に入る税金が減ることを問題視する声明を出しました。
大谷選手は、ドジャースと10年間で総額7億ドルの超大型契約を結びましたが、契約金のおよそ97パーセントは契約期間後に支払われるとされています。
これについてカリフォルニア州の監査官は8日、声明を発表。「現在の高額納税層への無制限の猶予は、所得の不平等を悪化させ税の公平な分配を妨げている」として、アメリカ議会に対して早急に対応するよう求めました。
ロサンゼルス・タイムズ紙によりますと、大谷選手は契約期間中、年200万ドルを受け取り、残りの6億8000万ドルは2034年以降に支払われる予定で、この際、日本に帰国するなどカリフォルニア州外へ転居した場合、カリフォルニア州はおよそ9800万ドルの税収を失う可能性があるということです。
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