「足を早く上げて伸ばした状態で待つ」フォーム変更も”飛躍のカギ”だった
センター方向への意識だけではありません。飛躍の鍵はフォームにも現れています。
(頓宮裕真選手)
「足を早く上げて伸ばした状態で待つようにしました」
ーゆとりを持つ・間をつくるってことですか?
(頓宮裕真選手)
「タイミングを早くとって、ボールを長く見られた分、いい形でスイングできているかなと思います」
打つ際に左足を高く上げ、やや一塁ベンチ方向に伸ばすフォームに変更しました。
ボールを呼びこむ「ゆとり」をつくることで、速いストレートにも差し込まれず対応できるように。持ち前の「パワー」と「確実性」が出てきた結果、昨シーズン打率3割7厘をマークし名実ともチームの中心選手に成長したのです。

(頓宮裕真選手)
「前の年に比べて『ライト前の安打』が増えたと思うので、それはいい打ち方できているから。いい方向に飛んでいるのかと思います」
ーファンの方の声出し応援も全面的に出せるようになって、そういった『声』というのは、バッターとして背中を押されますか?
(頓宮裕真選手)
「むちゃくちゃ押されます。そうですね、アドレナリンが結構でます」
リーグの3連覇にも貢献した頓宮選手が、来シーズンに目指すものとは…

(頓宮裕真選手)
「本塁打王です。ずっと一年目からこのタイトルを取りたい。昨年はたまたま首位打者ですけど。こっちの方が僕に似合っている。本塁打王を取りたいと思います」
「まずはけがをしないよう。だけど、けがするくらい練習しないと、レギュラーになれないと思うので、まずはキャンプでしっかり練習して、アピールして、開幕スタメンをとれるように頑張りたいと思います」