支援を妨げる背景 能登半島は“幹線道路少ない”
(夏目キャスター)
支援の妨げになっているものというと、道路の崩落などもまだ多いんですよね。

(当麻記者)
能登半島は幹線道路が非常に少ないという特徴があります。道路は崩落などの破損がとてもひどい状況となっています。
七尾市から珠洲市に移動するにも、通常は2時間あれば移動できるそうですが、我々は5時間ほどかかりました。
道路の崩落などで片道通行しかできないところもあり、アクセスしづらい状況が続いています。
(夏目キャスター)
能登地方では7日から雪が降っています。この雪も心配ですね。
(当麻記者)
我々が現地に行った時はまだ雪は降っていませんでしたが、道路の段差ができている部分を雪が覆うことによって「被害が見えない」その場所を進むと「車がこの溝にはまってしまう」といったことも考えられると思います。


(夏目キャスター)
この雪が土砂崩れなどまた別の災害を引き起こすことも考えられます。
(大石アンカーマン)
道路の寸断の状況がここまでひどい例というのは、なかなかないのではないでしょうか。

道路の被害状況です。
通行止めが38路線で85か所なんですが、これは国道や県道だけの数です。例えば輪島市や珠洲市の市道や能登町の町道は含まれていないので、実際はもっと多いと考えられます。
また、土砂崩れや道路の隆起などで22地区、3123人が孤立集落となっています。
(当麻記者)
孤立集落においてでも消防隊が崖を上り下りしてやっと物資が届けられる、指定されていない避難所には全く物資が入っていないという状況があります。
避難する場所によって大きな差が生じていました。















