岩手県警は、統計から事故の発生件数が多い日を「交通事故多発警戒日」に指定しています。今年最初の警戒日となった9日、盛岡市の商店街で警察官が市民に交通安全を呼びかけました。

県警が指定する「交通事故多発警戒日」は、過去10年間に死亡事故と重傷事故が合わせて15件以上発生した日が対象で、1月から6月までの上半期には4日あり、9日が今年最初の警戒日です。

盛岡市の肴町商店街では警察官8人が買い物客に警戒日が示されたカレンダーと、反射材のストラップを配りました。警戒日に交通安全を呼びかけるのは、初めてです。

(県警交通企画課 岩野公伸 課長補佐)
「みなさん自宅の付近だからこそ油断しないとかですね、一人ひとりが安全な行動について考えていただいて、行動していただければなと思います」

岩手県内の去年1年間の死亡事故の発生件数は、1948年の統計開始以降最少タイの35件でしたが、高齢者が犠牲となる事故が多い傾向が続いています。
県警はドライバーに高齢者に配慮した運転を心がけてほしいと呼びかけています。