甚大な被害が徐々に明らかになっている能登半島地震の被災地を支援するため、9日、鳥取県から緊急消防援助隊が、石川県に出発しました。

隊員
「西部消防局中隊総員17名集結完了しました」
鳥取県から石川県に緊急消防援助隊として出発したのは、総勢61人です。
県の東・中・西部の消防職員で構成されていて、地震による甚大な被害が出ている石川県輪島市に派遣されます。
9日午前、東部・中部・西部地区でそれぞれ出発式があり、このうち西部地区では、米子市の伊木市長が隊員を激励しました。
米子市 伊木隆司 市長
「現地は大変厳しい寒さなど過酷な状況が予想されるので、そこはしっかりと安全を期して捜索活動をしていただきたいです」
石川県によりますと、被災地の輪島市では、8日時点で281人が安否不明で、派遣される隊は、現場での捜索活動や倒壊した家屋などからの救助活動を行います。
派遣期間は未定で、長期にわたる可能性もあるということで、隊は一人でも多くの行方不明者を救助したいとしています。