能登半島地震の発生から1週間。石川県では断水や停電が続いていて、復旧の目処は立っていません。また、物資を運ぶ道路も複数の場所で寸断されているなど、依然としてライフラインに大きな被害が出ていて、復旧を阻んでいます。
地震から1週間…断水・停電・通行止め ライフラインの状況は
山本恵里伽キャスター:
まずは断水の状況から見ていきます。石川県によりますと、かなり広い範囲で断水が続いています。

<断水 石川県全域 約5万9334戸 ※8日午後2時時点>
七尾市 約2万600戸
輪島市 約1万戸
志賀町 約8800戸
能登町 約5810戸
珠洲市 約4800戸
穴水町 約3200戸
羽咋市 約2700戸
中能登町 約2000戸
内灘町 約1000戸
かほく市 約300戸
金沢市 110戸
宝達志水町 12戸
能美市 2戸
特に七尾市、輪島市、志賀町などではほぼ全域で、石川県で見てみると約6万戸近く断水が続いていて、復旧のめども立っていない状況です。
続いて、電気の状況を見ていきましょう。北陸電力によりますと、8日午後10時時点です。

<停電 石川県全域 約1万5500戸>
輪島市 約6900戸
珠洲市 約6100戸
能登町 約1600戸
穴水町 約930戸
七尾市 10戸未満
輪島市、七尾市、珠洲市、能登町、穴水町の約1万5500戸で停電が続いています。こちらもまだ復旧のめどは立っていないという状況です。

8日午前7時時点の道路の状況です。能登地方の国道や県道などの主な道路ですが、輪島市役所門前支所、七尾市役所、穴水町役場、能登空港、輪島市役所、能登町役場、珠洲市役所などに繋がる道が通行ができるようになりました。
ですが、海沿いはまだ通行できない道が非常に多くなっています。
能登空港は本来、物資輸送の拠点となるはずのところですが、滑走路でひび割れが見つかったということで、民間機の運航再開は今月25日以降の見通しだとしています。

















