■第76回全日本バレーボール高等学校選手権大会 男子決勝 駿台学園ー福井工大福井(8日、東京体育館)

全日本バレーボール高等学校選手権大会、通称“春高バレー”の男子決勝が8日に行われ、駿台学園(東京)がセットカウント3-0(25-22、25-15、25-21)で福井工大福井(福井)に勝利し、連覇を達成。夏のインターハイとの2冠となった。

福井工大福井は6年連続47度目の出場で初となる決勝の舞台、そして、福井県勢初の優勝へ。第1セットからキャプテンでエースの堤鳳惺(3年)、さらに能美偉時(1年)とバックアタックを多く使い、得点を重ねていった。しかし、駿台学園は中盤から粘り強いディフェンスで福井工大福井のボールを拾っていった。メンバーチェンジして入った川野琢磨(2年)も活躍、福井工大福井も対応に遅れた。最後は荒井貴穂(3年)が4連続ポイントと25-22で駿台学園が奪った。

第2セットも福井工大福井の攻撃を駿台学園が好ディフェンス。第1セットでポイントを奪われていたバックアタックに対応し、コースを読みブロックで止めるなど6連続ポイントを奪った。駿台学園が隙の無い守りで25-15と第2セットも奪い、連覇へ王手をかけた。

第3セットはキャプテンの亀岡聖成(3年)が攻守に活躍、さらにセッターの三宅綜大(弟、2年)から三宅雄大(兄、3年)の兄弟コンビネーションでも得点を重ねた。追い上げてきた福井工大福井を振り切り、第3セットは25-21。駿台学園はセットカウント3-0のストレート勝ちで史上8校目の連覇を達成。夏のインターハイとの2冠を達成した。