8日の成人の日を前に岩手県内は7日が「二十歳の集い」のピークでした。各地で式典が行われ、出席者は大人の自覚を胸にそれぞれの目標に向けて決意を新たにしました。

このうち盛岡市の式典は盛岡タカヤアリーナで行われ2077人が出席しました。式の中で内舘茂市長は「たった一度しかない人生精一杯悔いなく生きてほしい」と出席者を激励しました。そして実行委員の大澤蒼真さんと佐野友菜さんが「支えてくれた方々への感謝を胸に、自分自身が成長できるようこれから歩んでいきたい」と決意を述べました。

(式典の出席者)
「とてもうれしい気持ちです。この髪型のように人生尖っていきたいと思います」

陸前高田市の式典では華やかな振り袖や羽織袴、スーツに身を包んだ150人があつまりました。東日本大震災の発生時、小学校1年生だった若者たち。代表による誓いの言葉では元日に発生した能登半島地震の被災者への見舞いの言葉とともに震災を経験して学んだ大切なことを訴えました。

(藤原未彩さん)
「当たり前に続いていくと思っていた日常が失われ、命にかかわる出来事がたくさんありました。そのたびに私たちは胸を痛め、悲しみや悔しさを積み重ねてきましたが、その分人の命がかけがえのない大切なものであることを身をもって学び、きょうという節目の日までたくましく乗り越えてくることができました」

岩手県内では7日、23の市町村で「二十歳の集い」が行われました。