高知市の建設機械メーカーが初荷セレモニーを行いました。防災企業としての側面も持つ会社は、能登半島地震の被災地を支援するプロジェクトを計画しているということです。
初荷セレモニーを行ったのは高知市の技研製作所です。初荷は環境への負荷が少なく、工期を短縮できる主力製品=サイレントパイラーなど3台で、北海道や大阪、栃木の建設会社に運ばれます。
セレモニーでは去年11月に就任した大平厚(おおひら・あつし)社長が、「気候変動や労働人口の減少、物価高騰など様々な困難が待ち受けているからこそ絶好のチャンス」と挨拶しました。
防災企業としての側面も持つ技研製作所は能登半島地震の被災地を支援しようと、具体的なプロジェクトについて協議を進めているということです。
(技研製作所 大平厚 社長)
「何か役に立てることがあれば、機械も持って行って、人も派遣して、なんとか復旧のお手伝いができれば」
技研製作所は、去年9月から今年8月までの売り上げを前年に比べ2.5%増の300億円と予想していて、今後はアメリカやオセアニアにも主力製品の普及や販路を拡大したいとしています。