岩手県紫波町で5日朝伝統の「裸参り」が行われ、さらしにしめ縄姿の男たちが無病息災や家内安全を祈りながら参道を練り歩きました。

冷たく澄んだ空気の中を鈴の音とともに男たちの行列が進みます。紫波町の上平沢地区で江戸時代から続く志和八幡宮の五元日祭「裸参り」は、毎年1月5日に行われる伝統行事です。

今年は36歳から53歳までの男性21人が参加し、腹にさらし、腰にしめ縄をまいて、悪霊を防ぐといわれる口紙をくわえながらすり足で黙々と参道を進み、出発からおよそ45分、神社の境内にたどり着きました。
裸参りを終えた男たちは、集まった人たちとともに地域の一年の無事を祈っていました。