野球のWBCで日本代表として世界一に貢献した山形県天童市出身の中野拓夢選手に、きょう、山形県スポーツ栄光賞が贈られました。

山形県庁を訪れた中野拓夢選手。

きょうは去年のWBCで侍ジャパンのメンバーの一員として世界一になったことが称えられ、吉村知事から県スポーツ栄光賞と雪若丸20キロが贈られました。

その後吉村知事との懇談では、WBC当時の話に。

吉村知事「WBCではどんな感じでしたか?」
阪神タイガース・中野拓夢選手「吐きそうでした。不思議でした。グランドに立った時に日の丸を背負ってプレーしているという感覚が」

また、共に戦った大谷翔平選手については…。

阪神タイガース・中野拓夢選手「自分が試合に出ていた時に、大谷さんが先に打席が終わって(戻って)くるときに、ピッチャーのボールの軌道についてベンチで話す機会があった」

野球以外の場面では。

阪神タイガース・中野拓夢選手「野球以外のところでいろいろな人にちょっかいをかけていたり、普段あまり見られない一面も見られました」

また、「すばらしい選手と野球ができたのでとてもいい経験でした」と話していました。

去年は、守備のスペシャリストに贈られるゴールデン・グラブ賞を獲得するなど輝かしい成績を残してきた中野選手。
自身のこれからの目標については。

阪神タイガース・中野拓夢選手「個人としては3割を打って首位打者を目標にがんばりたい。チームとしてはタイガース初の連覇がかかっているので、新しく新選手会長にもなりますし、選手会長になった年に連覇できるようにがんばっていきたい」