元日のニューイヤー駅伝、そして2日と3日の箱根駅伝では、福島県勢が力走を見せてくれました。

新春の上州路を駆け抜ける実業団男子のニューイヤー駅伝。福島県勢は、4人が出場しました。3区15.4キロでは須賀川市出身、旭化成のエース相澤晃選手が貫禄の走りを見せます。

相澤選手は東京オリンピック1万メートルに出場後、右足を故障しましたが、復活の走り。区間3位の力走で、去年16位だった名門、旭化成の3位入賞に貢献しました。

100周年を迎えた箱根駅伝、1区では明治大学1年・学法石川出身の大湊柊翔選手が8位、福島市出身・東農大4年の高槻芳照選手は11位で、主将の役割を果たしました。

エースがそろう花の2区、早稲田大学2年、学法石川出身の山口智規選手が8人抜きの快走。区間4位でデビューを飾りました。

勝負どころの4区では、東洋大学4年、学法石川出身の松山和希選手が粘りの走りで順位をひとつあげ、区間2位を獲得、東洋大学の復活を支えました。

3日の復路では、城西大学3年、いわき総合出身の林晃耀選手が力走。区間5位の走りで、城西大学としては過去最高となる3位に大きく貢献しました。

2日間、計10区間の箱根駅伝は青山学院大学が大会新記録で2年ぶりの総合優勝を収め、県勢では監督として初めて臨んだ白河市出身、藤田敦史監督の駒沢大が2位。元学法石川陸上部監督の酒井俊幸監督の東洋大が4位、いわき市出身小川博之監督の国士舘大学が12位でした。