また、ディスカウントストアのミスターマックスは、店内照明の消灯または調光、空調の省エネ運転を行っています。

◆水族館やJRの取り組み
福岡市東区のマリンワールドでは、イルカのプールの循環ポンプを夜間は停止したり、水槽の水温設定を見直したりしています。

JR九州も節電に向けた取り組みを、7月から始めました。

JR九州 古宮洋二社長「例えば、駅の中の電気を消したりとか、もしかしたら一部の自動改札機とか券売機を止めたり、香椎線の自動運転とかは節電で走れるソフトを追加したり、在来線でも低い速度で走ることが一番節電になりますので、そういうところをもう1回やっていく」

◆ポイント付与の「節電チャレンジ」
全国規模の節電要請は約7年ぶりで、政府は企業や家庭に冷房などを適切に使用しながら、無理のない範囲での節電を呼びかけています。

九州電力は対象時間帯に節電すれば、ポイントを付与する「節電チャレンジ」を去年2月から実施しています。

節電量1kWhあたり通常5ポイントのところ、7月から9月までは2倍から4倍に増量し、100ポイント貯まればPayPayポイント100円分と交換できます。
九州電力 池辺和弘社長「熱中症予防などに留意しつつ支障のない範囲で、できる限りの節電にご協力いただきますようお願い致します」
◆無理のない範囲で節電を

政府も8月には、電力会社の節電プログラムに参加する家庭に対し、一律2000円相当のポイントを付与する方針です。

原発の再稼働や老朽化した火力発電所の活用。そして、節電ポイント。ロシアによる揺さぶりで、燃料の調達にも不安が広がる中、連日の猛暑を乗り切ることができるでしょうか?