仕事始めとなった岩手県の宮古市魚市場で4日朝、初売り式が行われました。
初売り式には市内の漁業関係者が集まり、不漁が続く水産業の復活を祈りました。宮古市魚市場の去年の水揚げ量は、前年比77.5%の1万1100トンと減少したものの、サバやイカの高騰により売上金額は前年比112.5%の42億6200万円でした。
海水温の上昇や処理水放出の影響など漁業を取り巻く環境は厳しさが増していますが、さっそく行われた初競りでは威勢のいい掛け声が響き、全体的にご祝儀相場の高値で取引されました。
初売り式に参加した宮古市の山本正徳市長は、「サケとサンマが戻ることを願うとともに、育てる漁業ということで養殖に力を入れたい」と話していました。