2日に羽田空港の滑走路で起きた航空機事故の影響で、山陰各地の空港では、3日も一部の便で欠航の他、運航に遅れなどが出ています。新たに出雲空港から羽田空港へ向かう3日の最終便などの欠航が決まりました。

2日午後6時前、羽田空港の滑走路に着陸した日本航空機が海上保安庁の航空機と衝突し、それぞれ炎上しました。

日本航空機の乗員・乗客379人は全員脱出。一方、海保機に乗っていた6人のうち機長以外の5人の死亡が確認されました。海保機は、能登半島地震を受け物資の輸送に向かう途中でした。

その後の国交省関係者への取材で事故が起きた当時、管制官は海上保安庁の航空機に対し滑走路の手前まで進む指示を出していましたが、滑走路の中に入る許可は出していなかったことが新たにわかりました。

一方、海保の関係者によりますと、大やけどを負った機長は「管制から離陸の許可が出ていた」と説明しているということで、当時の見解が食い違いを見せています。