島根県の竹島について、韓国の国防相が日本との間で「領有権紛争がある」と過去にSNSへ投稿していたことについて、国防省が釈明する事態となりました。

韓国の申源湜国防相は国会議員だった去年3月、韓国が「独島」と呼んで領有権を主張し、実効支配する竹島について、日本との間で「領有権紛争があるのは事実」などとSNSに投稿していましたが、「領土問題は存在しない」と主張する韓国政府の立場に反するため、物議を醸していました。

こうした中、国防省は3日、コメントを発表し、申国防相の投稿について「日本が領土紛争を試みているという意味で記述したもの」だったと釈明しました。

竹島を「明白な韓国固有の領土だ」と主張した上で、日本の気象庁が能登半島地震に伴い、地図上で竹島を日本の領土であるかのように表示し、津波注意報を発令したことについて「強力に抗議し、是正措置を求める」としています。

竹島をめぐっては、去年の年末に韓国軍が作った教材に「領土紛争地域」だとする記述があったとして問題になり、国防省が教材を回収する事態となりました。