石川県で最大震度7を観測した能登半島地震で、長崎県壱岐・対馬と佐賀県北部に出されていた津波注意報は2日午前10時までにすべて解除されました。

壱岐・対馬には1日午後4時22分に津波注意報が出され、これまでに対馬市比田勝で最大30センチ、壱岐市郷ノ浦港で最大20センチの津波が観測されました。県は災害警戒本部を立ち上げ情報収集にあたり、一時14世帯23人が避難しましたが被害の情報は入っていません。2日午前10時の津波注意報解除をもって県の災害警戒本部は解散しました。

一方、佐賀県北部に発表されていた津波注意報は2日午前2時30分に解除されました。佐賀県玄海町では1日午後5時53分、町内全域に「避難指示」が発表され、一時3世帯12人が避難しましたが被害の情報は入っておらず避難指示は既に解除されています。

気象庁は2日午前10時にこの地震による津波注意報をすべて解除しましたが、今後1日程度は海面の変動に気を付けるよう呼びかけています。