■ニューイヤー駅伝2024inぐんま(第68回全日本実業団対抗駅伝競走大会、1日・群馬)

新年最初の日本一を決める「ニューイヤー駅伝」で、GMOインターネットに参画する大迫傑(32、Nike)が6区に出走。順位を3つ押し上げた。

5区を走った青学大出身のルーキー、岸本大紀(23)からトップと3分38秒差の7位でタスキを受けた大迫。1キロを2分45秒で通過し、序盤から快走を見せた大迫は、NTT西日本と5位グループを形成し前を追った。

8キロ手前では5区の中継所で1分の差があった4位黒崎播磨の田村友伸の後ろに着いた。「チームを勝たせたい」と話していた通りの走りで、7区の創価大から加入したルーキー・嶋津雄大(23)にタスキをつないだ。

「ずっと向かい風でこんな経験なかなかないので、いい経験になった」と話した大迫。自身の走りを「難しい位置でもらったんですけどしっかりと前のチームに追いつけたので良かった」と振り返った。チームの過去最高位は初出場の20年と23年の5位。このままゴールすれば過去最高位となる。「最後まで走ってもらいたい」と、アンカーの嶋津に期待した。

GMOインターネットグループは、前回区間賞の1区・村山紘太が20位と出遅れ。千葉大大学院卒と異色の経歴を持つ2区の今江勇人(25)が6位に順位を押し上げると、3区の吉田祐也、4区のJ.クロップ(22)が8位。5区のルーキー、岸本大紀(23)が一つ順位を上げ7位でタスキを大迫につないだ。