レース詳細

▽1区(群馬県庁~高崎市役所 12.3km)

1km付近から大塚製薬の清水颯大が飛び出して逃げる展開となりますが、10km付近で集団に飲み込まれると、ラスト1kmはスパート合戦に。NTT西日本の服部弾馬(新潟・十日町市出身)とヤクルトの太田直希が競り合うと、最後は太田が抜け出しヤクルトが1位でたすきをつなぎます。NTT西日本の服部は2秒差の2位、Kao 松岡竜矢(新潟・燕市出身)は12秒差の8位でした。

▽2区(高崎市役所~伊勢崎市役所 21.9km)

2区は最長区間の21.9km。1区区間賞のヤクルト・太田直希の兄、トヨタ自動車の太田智樹とKaoの池田耀平の首位争い。10kmすぎにトヨタ自動車の太田がペースを上げ、後続を突き放します。2位と34秒の差をつけ、トヨタ自動車の太田がたすきリレー。1区・2区は兄弟で区間賞獲得となりました。2位のKaoは池田から新潟・南魚沼市出身の長谷川柊にたすきがつながります。

▽3区(伊勢崎市役所~三菱電機 群馬製作所 15.4km)

3区はトヨタ自動車のスーパールーキー・田沢廉(駒澤大出身)が圧巻の走りを見せます。3連覇を目指すHondaの伊藤達彦がラスト1kmで猛然とスパートをかけて、2位でたすきを受けたKao長谷川をかわして中継所に飛び込みました。区間賞は16人抜きを達成したNTT西日本の小林歩でした。

▽4区(三菱電機 群馬製作所~太田市役所 7.8km)

4区は外国人選手が出場できる“インターナショナル区間”。7.8kmと7区の中で最短区間で一気にスピードが上がります。外国人選手が区間賞はマツダのディエマ アイザックでした。

▽5区(太田市役所~桐生市役所 15.8km)

5区にはGMOインターネットグループのルーキー・岸本大紀(新潟・燕市出身)が登場。中継所であった5位との42秒差を詰めて、集団を引っ張る形でレースを進めます。最後は競り合いながら中継所に飛び込み、7位で大迫傑(2021年東京五輪マラソン6位)にたすきをつなぎました。区間賞はトヨタ自動車のベテラン33歳・田中秀幸でした。

▽6区(桐生市役所~伊勢崎市西久保町 11.2km)

トヨタ自動車の西山雄介は盤石の走りで後続を突き放します。後続ではGMOインターネットグループの大迫傑が上位を狙いながらポジションをあげ、中継所では黒崎播磨の田村友伸と並ぶようにしてたすきリレー。大迫は4位でアンカーの嶋津雄大につなぎました。区間賞はトヨタ自動車の西山雄介。大迫は西山に2秒差の区間2位の快走でした。

▽7区(伊勢崎市西久保町~群馬県庁 15.6km)

トヨタ自動車のアンカーはチームキャプテンで十日町市出身の服部勇馬。ニューイヤー駅伝では過去4度、区間賞を獲得しています。後続を離したまま単独走を続けると、そのまま栄光のフィニッシュテープを切りました。2位は3連覇を狙ったHonda、3位は旭化成となりました。区間賞は旭化成の市田孝でした。