リングネーム「キラー・カーン」として1970年代から80年代にかけてのプロレス界で活躍し、引退後は居酒屋などを経営していた小沢正志さんが、29日夜に亡くなりました。76歳でした。
小沢さんが経営する居酒屋の関係者によると、小沢さんは昨夜もいつも通りに元気に接客中でしたが、21時頃にカウンターで休憩している最中に意識をなくしており、駆けつけた救急隊員が店内で心臓マッサージを行ったものの意識は回復せず、救急搬送された先の病院で、22時04分、動脈破裂での死亡が確認されたとのことです。
関係者は「本当に毎日元気でした。(カーンさんは)短気でいつも怒鳴っていて、(私が)いつもなだめていました。以前やっていた店でも手伝っていました。今の店もいい場所があったので頼むと言われて、手伝っていました」と振り返っています。
小沢さんは昭和38年(1963年)に16歳で大相撲に入門しましたが腰の怪我をきっかけに昭和46年(1971年)にプロレスに転向。メキシコから北米に主戦場を移して「キラー・カーン」をリングネームに活躍。昭和56年(1981年)の試合ではニードロップでアンドレ・ザ・ジャイアントの足首を折るなどの奮闘で世界的に有名なプロレスラーに。以来日米を往復し昭和62年(1987年)に現役を引退。
その後は居酒屋の経営に乗り出し、歌手やバラエティ出演などでも活躍。2021年には新大久保駅前の居酒屋を閉店していましたが、今年、自身の誕生日である3月6日に現在の居酒屋「カンちゃんの人情酒場」を西新宿に開店し、人気を集めていました。
【担当:芸能情報ステーション】














