日本銀行盛岡事務所は11月の岩手県内の金融経済概況について「持ち直している」と分析し、前の月からの判断を据え置きました。

日銀盛岡事務所によりますと、個人消費は百貨店やホームセンターなどの売り上げが減少している一方、スーパーやドラッグストアは好調だとして、前の月と同様「回復している」との判断を据え置きました。一方、生産は半導体関連の在庫が積み上がっている状況が続いていて、「持ち直しの動きが足踏みしている」と10か月連続で据え置きの判断です。
今後の見通しについて、日銀盛岡事務所は個人消費の動向に懸念を示しつつ、「半導体関連の在庫調整が進み、生産量が上がることが期待できる」と分析しています。