三村知事の勇退と知事選

むつ市・宮下宗一郎市長(1月6日取材当時)
「6月にも行われる予定の青森県知事選に関して出馬への意欲を関係者に伝えている。出馬にあたってはしっかりと市長職を辞職して退路を断ちます」

年明け、現職の市長2人が知事選への出馬に意欲を示し、動き出しました。その行動は対照的で、宮下宗一郎さんはむつ市長を辞職したうえで挑戦を表明したのに対して、当時の青森市長・小野寺晃彦さんは、ある条件を満たすことにこだわりました。

青森市・小野寺晃彦市長(1月9日取材当時)
「今後、三村申吾知事が決断をされた折には、皆様のご指導をいただいたことをふまえて、しっかりと判断をしたい」

焦点となったのは「熟慮中」が続いた三村知事の出処進退で、結論がでたのは任期満了の半年ほど前でした。

青森県・三村申吾知事(1月21日取材当時)
「新たな感性や新たな知見も取り入れながら県政を着実に前へ進めていく、その“つなぎ”を果たすことができると感じることにより、この度の退任したいという決断をした」

これを受け、本格化したのが自民党県連の候補者選考でした。