新人候補4人の争いとなった知事選

小野寺さんは、自民党の一部の国会議員や現職の三村知事から手厚い支援を受けました。これに対して、宮下さんは自民だけではなく、立憲民主党や無所属の県議から応援を受けましたが、全面に押し出したのは特定の政党組織に頼らない草の根運動でした。

宮下宗一郎候補(5月18日取材当時)
「青森新時代は実行力、発信力、スピード感の時代だ」
宮下さんは、キーフレーズやイメージカラーの定着など新しいスタイルの選挙戦を展開。これが変革を求める人の心をつかみ、幅広い支持を得ました。

宮下さんは県内40市町村すべてで過半数を獲得し7割近い得票数で圧勝しました。
宮下宗一郎氏
「新しい青森の未来への挑戦権を獲得することができました。政策で日本をけん引する青森、そういう青森新時代を目指していきたい」
宮下さんは戦後最年少の44歳で知事に就任。三村知事が打ち立てた記録を塗り替えました。