新型コロナ感染拡大の影響で運休していた小松ーソウル便が28日、およそ3年9か月ぶりに運航を再開しました。

およそ3年9か月ぶりに運航を再開したのは、韓国の大韓航空が運航する小松ーソウル便です。

運航再開初日となった28日は、小松空港の到着口で県の観光団体や南加賀の温泉旅館の関係者らが、ソウルからの乗客134人を出迎えました。

「運休していたときは、東京経由か大阪経由で来ていたので、とても大変だった。土曜日には帰るので、正月はいられないが少しでも両親の顔を見たいと思ってきました」(石川県の実家に戻る男性)「石川には美味しいものが多い。ホテルのスタッフも親切だと聞いている。観光するのが楽しみ」(初めて石川県を訪れた夫婦)


そのあと行われたセレモニーでは馳知事や小松市の宮橋市長らが出席し、大韓航空日本地域本部のイ・ソグ本部長が「ビジネスや観光にと多くの方に使っていただきたい」と利用を促しました。折り返しとなる小松発ソウル行きにはほぼ満席の167人が乗り込みました。

小松ーソウル便には、運休前より座席数の多い173席タイプの機材が使われ、毎週火曜・木曜・土曜の週3便で運航されます。

県内の観光、宿泊業界では今回の運航再開を、高まるインバウンド需要の拡大につなげていきたいとしています。