石川県内灘町などでクリーニング店を展開する運営会社が、2日に金沢地裁から破産手続きの開始決定を受けたことが分かりました。
能登半島地震によって集客が悪化し、負債総額はおよそ4630万円に上るとみられます。
民間の信用調査会社・東京商工リサーチによりますと、クリーニング店「パール・ドライ」を運営する内灘町向粟崎の「パールドライ」は、2007年に代表者が先代から本店を引き継いで以降、内灘町と金沢市で3店舗を展開していました。
しかし、2020年までに2店舗が閉店し、本店のみで営業を続ける中、2024年1月に発生した能登半島地震で顧客が町外に転出するなどで集客が悪化し、事業継続が見込めなくなったということです。
2月末には本店も閉店し、会社は9月18日に金沢地裁に破産申請後、10月2日に手続きの開始決定を受けました。
負債総額はおよそ4630万円に上るとみられています。