盛岡市のデパートで南部鉄器を使った正月用のウインドーディスプレーがお目見えしました。来店客の幸運を祈りながら伝統工芸品の新たな活用法を提案します。

本来は鉄瓶や鍋の下に敷いて使う「瓶敷」を、ウインドーディスプレーに整然と並べました。
これは盛岡市菜園のパルクアベニュー・カワトクが2024年の迎春用に28日、館内3か所でお披露目したものです。
「瓶敷」は奥州市の及源鋳造が製造したもので、雪の結晶や夜空の星など自然をモチーフにした瓶敷を連続して並べることで来店客に良いことが繰り返し訪れることを願っています。

(藤澤ゆみ子店長)
「伝統工芸である南部鉄器を従来の使い方だけでなく(デザイン)ツールとしても
お使いいただける新しい面があることをお知らせできればと思っています」

南部鉄器を使ったディスプレーは連携した東京の大手デパート松屋銀座でも26日から展示されています。