未来の光、希望の光を描きたくて
このあと、今井さんは金色の墨を筆に含ませ、和紙へひとふり。そこから文字に取り掛かります。

「制限された日々」を表した黒線の土台に金で書かれた文字は「光」。
「希望の未来へ」と添えられました。

(川野武文アナウンサー)
「金で書かれた『光』、どのような思いがあるのでしょうか。
(書道家 今井美恵子さん)
「3年間、闇の中にいるような気分でしたが、やっとその扉があいたような、未来の光、希望の光を描きたくて、この表現をしました」

(川野武文アナウンサー)
「光がさすというと、宮崎の場合は、天の岩戸が開いて、世界が明るくなったという伝説がありますが、この令和の世に、また光が射してほしいということでしょうか」
(書道家 今井美恵子さん)
「そうですね。みんなが自由に行きたいところに行き、会いたい人に会える、そんな時代になってほしいと思います」

(川野武文アナウンサー)
「コロナの間は、施設や病院などで、お年寄りも、お孫さんやお子さんに会えないという日々が続きましたが、ようやくそれがかなうようになりました。
この『光』に皆さんの願いを込めていただきたいと思います。
以前の事情生活を徐々に取り戻した2023年でしたが、この2024年は昇り竜のように飛躍の年となることを期待したいと思います」

この書は、宮崎市のMRTミック1階で1月8日(祝・月)まで一般に公開されています。(1/1は店休日)
※MRTテレビ「Check!スペシャル」2023年12月25日(月)放送分を再構成