乗り換えの要・敦賀駅は異例の構造に…
敦賀駅では新幹線開業に伴い、JR北陸線の特急列車が敦賀駅止まりとなることから乗り換えの利便を図るため4年前から特急列車の乗り換えホームを建設する工事が進められてきました。

乗り換えホームは、3階の新幹線ホームの真下1階に位置していて、12両編成の特急列車が最大4本停車することができます。


敦賀駅では地形や国道8号のバイパスと立体交差する関係で新幹線のホームは高さ21メートルに設けられ、西九州新幹線の武雄温泉駅や上越新幹線・新潟駅、北海道新幹線・新函館北斗駅のようなホーム対面での乗り換えではなく、大阪や米原方面の特急列車と新幹線との乗り換えは、2階のコンコースを挟んで上下の移動を伴うことになりました。

このため乗り換えホームのエスカレーター上下8基と20人乗りのエレベーター2基を含め、北陸新幹線の駅では最も多い26基のエスカレーターや6基の大型エレベーター、そして19通路の乗り換え改札機を設置し、最短8分で金沢方面と大阪・米原方面への乗り換え客に対応します。

一方で敦賀からその先、大阪までの全線開業をめぐっては、いまだ多くの課題が残っています。