宮内庁はコロナ禍で控えてきた女性皇族のティアラの着用について、2024年の新年祝賀の儀で4年ぶりに復活すると発表しました。

愛子さまは、2021年の成年の際にティアラを作成しなかったため、成年の儀式の時と同様に叔母の黒田清子さんのティアラを借りられるということです。

ティアラは女性用の頭に付ける飾りで、宝石や真珠などがあしらわれた高価な宝飾品です。女性皇族が正装の際に身につけるものです。

しかし、2021年の新年祝賀の儀からは新型コロナによる社会情勢を踏まえ、天皇皇后両陛下の意向で女性皇族はティアラの着用を控えてきました。

4年ぶりに新年祝賀の儀でティアラを着用することになった理由について、宮内庁は「両陛下においては今なお、様々な困難を抱えている人も多く見られることをご案じになっていらっしゃるが、多くの人が徐々に日常の生活を取り戻して来ていることなどを考慮されたと伺っている」ということです。

皇后さまをはじめ、女性皇族がティアラを着用して儀式に臨まれるのはコロナ禍以降、初めてです。