■メジャーリーグ カブス 2ー4 ドジャース(日本時間10日 ドジャー・スタジアム)

カブス・鈴木誠也(27)は“4番・ライト”でスタメン。ドジャースの先発はサイヤング賞3度獲得、メジャー通算190勝のK・カーショウ(34)と対戦、5月8日(日本時間)の初対戦では2打数1安打とヒットを放っていた。1回に三者連続三振と最高の立ち上がりを見せたカーショウ相手に2回第1打席、テンポの速い投球に対し珍しく鈴木も1球目のストレートを狙いセンター前へ2試合ぶりのヒットを放った。

3回を終わってカブスはカーショウに毎回の7奪三振、鈴木が1本ヒットを放ったのみ。圧巻のピッチングをされた。
4回は唯一、ヒットを放っている鈴木の第2打席、ここも1球目から積極的バッティングでファール、カウント1-1から3球目の内角のストレートにバットを折られながらもショートへの内野安打。メジャー最強投手から2打席連続安打、4試合ぶりのマルチヒットをマークした。鈴木が流れを作ると続く5番N・ホーナー(24)がライトへのツーベースでチャンスをひろげ1死二、三塁で7番Y・ゴームズ(34)がセンターへ犠牲フライ、鈴木がホームを踏みカブスが1対0とリードした。

6回に1対1の同点に追いつかれると7回無死二塁のチャンスで鈴木の第3打席、カーショウも意識して際どいコースに投げ、3-1と打者有利なカウントからストレートをフルスイング、しっかりバットに捉えた打球は三遊間へ、ここでドジャースのショートT・ターナー(29)がスライディングで逆シングルキャッチ、ノーステップでファーストへ送球し鈴木はアウト。一切、無駄な動きのない守備で鈴木はヒット1本を阻止された。

2対4と2点リードされた9回の第4打席、無死一塁で打席へ相手はドジャース守護神K・キンブレル(34)と対戦、外角のナックルカーブを追いかけてしまい空振り三振。
鈴木は4打数2安打で打率.256となった。