■メジャーリーグ ジャイアンツ 3ー1 パドレス(日本時間10日 ペトコ・パーク)

パドレス・ダルビッシュ有(35)が本拠地のジャイアンツ戦に先発。4月13日(日本時間)の登板では1回2/3で9失点を喫した相手、前回やられた立ち上がりは丁寧なピッチング、左打者へのシンカーにキレが良くキーになる球を見つけ3者凡退11球で抑えた。

2回に入るとパドレスバッテリーが意外な配球をした。先頭の4番B・ベルト(33)に3球連続でカットボールを投げ右中間へツーベースを打たれた。続く5番L・ゴンザレス(26)には5球連続でカットボールを投げ四球、さらに6番D・ビラー(35)も1球目にカットボールでライト前ヒットと打たれてもストライクが入らなくても9球連続でカットボールを投げ無死満塁のピンチを招いた。ここで6番D・クロフォード(35)には1球目にスライダーを投げレフトへ犠牲フライで1点を失った。1死二、三塁とピンチが続いたがここからピッチングを組み立て直し8番左打者のM・ヤムトレムスキー(31)にはキレの良かった96マイル(154キロ)のシンカーでサードファールフライ、9番A・ウィンズ(31)をカットボールでサードゴロと最少失点に切り抜けた。

すぐに味方が1対1の同点追いつき迎えた4回、先頭のゴンザレスにツーベースを浴び無死二塁のピンチも6番・ビアーをスライダーで見逃し三振、7番・クロフォードもスライダーでセカンゴロ、8番・ヤムトレムスキーにはここでもキレの良い95マイル(153キロ)のシンカーでファーストフライに打ち取った。

その後も左打者にはシンカー、右打者にはスライダーを勝負球に使い5回以降はヒットを打たれず、本拠地のファンから「レッツゴー、ダルビッシュ」と大声援を受け7回を投げ切った。ダルビッシュは7回を投げ101球 被安打3 奪三振6 四死球3 失点1と好投したが勝敗は付かなかった。