年間40回以上発表 1年の半分は「10年に一度レベル」?!

では早期天候情報は、どれくらいの頻度で発表されるのでしょうか。たとえば「大雪」の予測も行われる北陸地方(新潟・富山・石川・福井)の発表回数を調べると、2023年は12月14日までですでに44回。このうち「低温」が1回、「低温と大雪」が3回、「高温」は実に40回に上りました。記録的な猛暑となった7月下旬から9月下旬にかけては、「高温」が18回連続で発表されました。

月曜日と木曜日の週2回、つまり年に100回余り、情報が発表される機会があることを考えれば、1年の半分近くは何らかの早期天候情報が出ていた計算になります。

今回発表された「低温・大雪」に限ってみても、2022年~23年の冬で4回、2021年~22年は6回と、1シーズンだけで5回前後は「10年に一度の寒波」が予想されていました。

「10年に一度」という割には発表の回数が多すぎる気もしますが、どうしてこのようなことになるのでしょうか。