宮城県の4病院再編構想を巡り、東北労災病院の近隣住民を対象とした説明会が開かれ、住民から不安や疑問の声が相次ぎました。

県の担当者:
「バランスのとれた(病院)配置で医療圏全体の安心した態勢の確保を目指します」

4病院再編構想で県は、仙台市にある東北労災病院について、名取市にある県立精神医療センターとともに富谷市に移転させる計画です。説明会には、住民ら187人が参加し県の担当者が「仙台には急性期病院が集中し病床が過剰になっている」などと話し移転に理解を求めました。

しかし、住民からは、今後仙台では高齢者が増え救急医療を必要とする人が増えるのに病院を無くす理由がわからないなどと不安や疑問の声が相次ぎました。

参加者:
「まず第一に弱者を切り捨てないでもらいたい」
参加者:
「東北労災病院を(移転対象に)選定した理由を誰も納得していない。説明不足で誰も理解していない」
伊藤哲也副知事:
「地域の方が医療や命について不安がないように態勢を作っていきたい」

宮城県 伊藤哲也副知事

また、手を挙げる人がいる中で説明会を終えようとしたため出席者がステージに詰め寄る場面も見られました。宮城県は、東北労災病院の移転について今年度中の基本合意を目指しています。

移転対象の東北労災病院

一方、県は12月17日には仙台赤十字病院の移転に関する説明会を開きましたが、5日後の22日、病院側と基本合意を結んだため住民からは不信感を訴える声も上がっています。