証券大手の大和証券グループ本社は、荻野副社長が社長に昇格する人事を発表しました。社長交代は7年ぶりです。

大和証券グループ本社 荻野明彦 副社長(4月から社長に就任予定)
「貯蓄から投資の大きな流れを作って、日本経済の成長に大きく貢献していかなければならない」

大和証券グループ本社 中田誠司 社長
「まさに私の右腕として、二人三脚でこの経営戦略、構造改革を牽引してきており、私の後継者に最もふさわしい人物であると確信しております」

大和証券グループ本社は来年4月1日付で中田誠司氏が社長職から退き、後任に副社長の荻野明彦氏が昇格する人事を発表しました。社長交代は2017年4月以来7年ぶりです。

荻野氏はこれまで経営企画部門を長く担当していて、顧客から預かった資産額に応じて手数料をとる資産管理型のビジネスモデルへの移行など事業の多角化を進める中で安定した収益構造の構築を図ってきました。

来年はNISA制度が拡充されるなど証券業界にとっては追い風になる年で、組織の若返りを図った上で来年からスタートする新しい中期経営計画に取り組みます。

なお、日比野隆司会長は特別顧問に就任予定だということです。