強い冬型の気圧配置の影響で、22日の新潟県内は雪が降り続きました。
上中越の広い範囲で大雪警報が発表され、積雪が短時間に急激に増える恐れがあるため警戒が必要です。
一日を通してまとまった雪が降った新潟県内の午後4時現在の各地の積雪は、糸魚川市能生で68cm、上越市安塚で66cm、新潟市中央区で42cmとなっています。

この雪は、朝の通勤通学の足にも影響を与えました。
【記者レポート】
「粒の大きな雪がしんしんと降っています。バスターミナルでは、バス待ちの長い列ができています」
【バスを待つ人…】
「すごく列が伸びていてびっくりしています」
「いつもより1本早いバスで来たんですけど、30分以上遅延しちゃって…」

JRでは直江津長岡駅間の信越線上下線で始発から運転を見合わせたほか、県内鉄道は新潟市や長岡市周辺を中心に広い区間で運転見合わせや遅れが出ています。
また空の便は、新潟発着の国内線すべての便が欠航となりました。

大雪は23日の昼前にかけて続く見込みで、23日夕方までの24時間に降る雪の量は、多いところで上中越の山沿いで70cm、上中越の平地で50cmと予想されています。
上越と中越では22日の夜遅くにかけては警報級の大雪となり、強い雪により短時間に積雪が急激に増える恐れがあります。

気象台では上中越の平地では、大雪による交通障害に警戒を呼び掛けています。