岩手県雫石町のスキー場で22日、今シーズンの営業開始を前にロープウエーの故障を想定した救助訓練が行われました。

この訓練は雫石スキー場が営業開始を前に毎年行っているものです。
22日は従業員25人が参加し、機械のトラブルでロープウエーが緊急停止したという想定で救助の手順を確認しました。
訓練では救助用の道具を組み立て、地上からおよそ10メートルの高さにあるゴンドラから取り残された乗客役の従業員を1人ずつ地上に降ろしていきます。

(初めて参加した従業員)
「難しい部分がいっぱいあった。なるべく経験をみんなで共有して誰でもできるようにしていきたい」

手順を守って操作しなければ乗客を救助できない場合もあることから、訓練の反復は重要です。

(雫石スキー場 三河誠チーフマネジャー)
「落ち着いて用具の使い方、案内誘導の順路をしっかりと再確認して、習得していることで動揺せずにお客様を安全に誘導できる」

23日オープンする雫石スキー場の山頂付近の積雪はおよそ25センチで、全面滑走が可能になるのは年明けになる見込みです。