今年1月から11月末までの岩手県内の労働災害による死傷者は、去年の同じ時期より減少しました。死者の数はおよそ半数に減少しています。

岩手労働局によりますと、今年1月から11月末までに岩手県内で発生した労働災害の死傷者数は1499人で、去年の同じ時期より287人減少しました。
このうち亡くなったのは9人で、去年の同じ時期より8人減少しています。

死亡事故を業種別にみると建設業が3人で最も多く、次いで農林業と商業が2人です。高所作業中に転落したり新聞配達中に事故にあったケースなどが発生しました。
岩手労働局は、死傷者数は減少しているもののこれからの冬の期間にリスクが高まるとして、凍結した場所での転倒やスリップによる交通事故に注意するよう呼びかけています。