22日は二十四節気のひとつ、「冬至」です。宮城県石巻市の入浴施設では「ゆず湯」が用意され、訪れた人たちが心と体を温めていました。
石巻市の「上品の郷(じょうぼんのさと)」にある「ふたごの湯」では、冬至の22日、亘理町で採れたユズ50個を湯舟に入れました。

ユズは血行を良くする効果があり、江戸時代から、冬至の日に「ゆず湯」に入ると、「1年中風邪をひかない」とされています。お風呂に入った人たちはユズの香りを楽しみながら、リラックスしている様子でした。

入浴をした人:
「柑橘系なのでリラックスできます」
「香りがいい。癒される。ゆず湯に入って邪気を払って、来年も良い年になるように」
上品の郷ふたごの湯 葛西洋和係長:
「ゆず風呂はこの辺の風習のひとつでもある。開店前からこの寒い中、かなりの客に並んでもらい心待ちにしてもらっている」

「ふたごの湯」では、2005年のオープン以来、「冬至」に合わせ「ゆず湯」を提供しています。22日は、ふだんの平日の2倍となる600人ほどの入浴を見込んでいて、午後9時まで営業します。