安倍元総理の死去に与野党にも衝撃が走っています。自民党本部から中継で揖斐記者です。
自民党本部は安倍元総理が亡くなったことをうけて、非常に重い空気に包まれています。
先ほど、小野寺元防衛大臣は取材に応じ「安全保障で本当にお力をいただいた総理ですので、本当に辛い。私自身は、被疑者が元海上自衛官だったことに大変ショックを受けています」と話しました。
また、安倍政権で総理補佐官などを務めた柴山昌彦元文科大臣は「安倍さんがいなかったら、私はこの場にいない。いつも言う事を聞かず、迷惑ばかりかけてきた」と述べた後、「悲しいです」と絞り出しました。
自民党本部では、午後4時すぎから緊急の役員会を開いて対応を協議しました。協議を終えた麻生副総裁らは、一様に厳しい表情で党本部を後にしていて、事件の衝撃と怒りを感じさせました。
また、茂木幹事長は報道陣の取材に応じ「民主主義の根幹である選挙が行われている最中のテロ行為に断固抗議をする」としました。自民党はきょうは参院選の候補者らによる街頭演説などを急遽、取りやめましたが、明日の選挙活動は「暴力には屈しないとの決意のもと予定通り進める」としています。
一方、野党にも衝撃と怒りが広がっています。立憲民主党の泉代表は「このようなテロ行為が我が国で発生をしたこと、許されないことであり、断固として非難をしたい」と述べました。
また、共産党の志位委員長は「安倍さんと私とは政治的立場は異にしておりましたが、同時代を共に生きたものとして、大変悲しく、寂しい思いです。こういう卑劣なテロによって言論封殺する、絶対に許してはなりません」と述べました。
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