「再稼働により原発事故の危険に再びさらされる生活に一歩近づく…」

一方、再稼働に反対する市民団体は、柏崎刈羽原子力規制事務所の渡邉健一所長に運転禁止命令の解除に関する申し入れ書を渡しました。

申し入れ書では、運転禁止命令が出された後も、社員による6号機に関する書類の無許可での持ち出しや薬物チェックで陽性になった社員を防護区域に入れた問題などが相次いでいるとして、原子力規制委員会に命令解除を断念するよう求めています。

【再稼働させない柏崎刈羽の会 本間保共同代表】
「規制庁は粛々と解除してしまうと我々にとっては非常に腹立たしい。我々の安全とはいったいなんなんだろうなという感じはします」

市民団体は「わずか2年余りで抜本的に改善されたとはとても信じられない」、「住民の声が放っておかれている状況だ」としています。