見た目にはわかりづらいという「若年性認知症」。
具体的にはどんな病気なのでしょうか。

北信総合病院 山崎正志(やまざき・まさし)医師:
「若年性認知症は65歳未満で発症した認知症のことを指していますね」
「認知症は高齢者がなるものだとうい認識が多いので、周りからも気づいてもらえない」
北信総合病院の山崎正志医師は、「若年性認知症」への理解が進んでいない現状を指摘します。

症状は、一般的な認知症と同じように、物忘れや判断力の低下から始まり、徘徊行動もよく起こるといいます。
山崎正志医師:
「なんでこんなところにいるのかなと不安になったり家に帰りたいと」
「抜け出したはいいんですが、今なんで抜け出したかも忘れてしまう」
当初は目的をもって外に出るものの、途中でその目的を忘れ、昼夜を問わず歩き続けてしまうこともあるという徘徊行動。

山崎正志医師:
「いわゆる認知症の方、高齢者で体力はない、というのとは違いまして、十分体力はあります。かなり想像以上のところに行ってしまうということはあります」
今なお、斉藤さんを探し続ける関係者たち。
須坂警察署では、些細な情報でも心当たりのある人は知らせてほしいと呼びかけています。














