12月4日に長野県高山村の施設を出てから行方が分からなくなっている女性がいます。
女性が患っているのは「若年性認知症」。
取材を進めると、その病気の特徴と、捜索の難しさが浮き彫りになりました。


「斉藤さーん、節子さーん」

高山村の公園内では19日も施設のスタッフが捜索を続けていました。

「水場とかトイレね」「そこがお便所なんだよな」

公園の中の、雨風をしのげる場所を重点的にチェックします。


探しているのは、12月4日に村内の特別養護老人ホームを出たまま行方が分からなくなっている斉藤節子(さいとうせつこ)さん・60歳。

ショートステイと呼ばれる短期間の入所で、滞在3日目の夜に行方が分からなくなりました。

施設のスタッフ:
「にこやかで穏やかに過ごされている印象で」

その日も、落ち着いた様子で夕飯を食べ、部屋に戻ったといいます。


施設のスタッフ:
「夜9時45分の全館見回りでいないことに気づきました」
「まさかという気持ち」