損害保険大手の東京海上日動火災は、執行役員の城田宏明氏が社長に昇格し、広瀬伸一社長が会長となる人事を固めました。

関係者によりますと、東京海上日動火災は、広瀬伸一氏が社長職から退き、後任に執行役員の城田宏明氏(54)を昇格させる方針を固めました。広瀬氏は会長となります。

城田氏は1992年に当時の東京海上火災保険に入社後、現在は営業企画部長を務めています。

経営陣の若返りを図り、激変する経営環境に対応する狙いです。

損保業界をめぐっては、企業向け保険の価格調整問題で公正取引委員会が大手4社に立ち入り検査に入るなど大きく揺れています。

東京海上はきょう午後に会見を開き、新体制のもとでこうした課題にどのように対応していくのか説明するとみられます。