国内フリーエージェント権を行使しDeNA残留を決めた石田健大(30)が20日、横浜市内の球団事務所で契約更改を行い「4年4億円規模」の契約を結んだことを明かした。
ヤクルトからもオファーを受けたが熟考の末、横浜愛を貫いた。「FAを行使してから他球団の方にもありがたいお言葉、いいオファーをいただいた上で自分がこの世界でどれだけけ評価されてるのかっていうのを知りたいっていうのが一番だったので、ありがたいお言葉を聞けて嬉しいなっていう気持ちとまだまだやらないといけないなっていう気持ちが芽生えてきた」。「どこのユニフォームを着て優勝したいかを考えた時に9年お世話になった横浜で優勝したい、しないといけないっていう気持ちが強く、残留を決断させていただきました」と思いを話した。
三浦大輔監督(49)からは「来年頑張ろう、優勝絶対するぞ」という言葉をもらったという。「僕の勝手でこんなに長い間待たせてしまう形になりましたけど、横浜で優勝しないと意味がないと思うので、また来季先発ローテーションに入るために日々努力しないといけない、また一から先発ローテーションを奪い取るという気持ちで頑張らないといけない」と気持ちを新たにした。
9年目の今季は自身3度目となる開幕投手に。先発として23試合に登板し、4勝9敗、勝率.308、防御率3.97。「まだまだ納得いく結果じゃないですし、負け越しているので、それが逆転できるように、一番はチームに必要だと思ってもらわないといけないなと思います」と来季へ意気込んだ。
■石田健大(いしだ・けんた)
1993年3月1日生まれ。広島出身。180cm/85kg 左投左打 広島工~法政大。
2014年ドラフト2位でDeNAに入団。9年で通算239試合に登板し、37勝43敗、37ホールド、勝率.463、防御率3.47。